SEO効果のある7つの更新方法と4つの注意点

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「アクセスの少ないページや、順位の低いページをリライトすると順位があがるらしい・・・?!」なんて噂を聞いたことはありませんか?

順位が上がるのであれば、運営しているブログやサイトを更新するけど、真偽の程はどうなんだろう?と考えている運営者も多くいることでしょう。

まず結論から話すと、ページを更新すると順位は上がります。

ただし、全てのページが対象ではありません。

今回はページを更新して順位を上げる方法と注意点について紹介します。

ページを更新して順位が上がるサイトの種類

Googleは特定のページに対して、ページの新鮮さを評価するフレッシュネスファクターを実装しています。

フレッシュネスファクターとは、更新日時が新しいページを評価するアルゴリズムです。(対象となるGoogleの特許

該当するページの種類は、Googleの検索品質評価ガイドライン(英文)のYMYL(Your Money or Your Life)にあたるサイトなどが対象です。

  • 金融やFXなどお金に関するページ
  • 住宅ローンなど大きな買い物に関するページ
  • 病気の治療など医療に関係したページ
  • 食べ物の栄養や健康被害に関するページ
  • 法律的なアドバイスに関するページ
  • 都知事選など定期的なイベントの結果
  • 車や家電製品など商品に関するページ

定期的なコンテンツのメンテナンスがされていないページは、ユーザーに誤った情報や、損失を与える可能性があります。

例えば、
最新の為替に関するページで、過去のレートが表示されていて、ユーザーが誤認したまま取引を行い、金銭的な損失を被る。

ある病気に対して最も有効とされていた治療方法に、最新の研究で致命的なリスクが見つけられたが、病気の治療方法を紹介するページには以前の治療方法が紹介されており、ユーザーの健康状態を損ねてしまう。

最新版の一眼レフカメラを扱うページに紹介されている商品が昔のモデルで間違った買い物をしてしまった。

このように、ページの情報が古いことでユーザーに不利益を与えない処置のひとつとして、Googleは順位アルゴリズムにフレッシュネスファクターを加えています。

お金や生活をはじめ、定期的なイベントや情報がアップデート題材を扱うページは、更新することで「更新スコア」が高まり順位が上昇します。

ページの更新頻度を決める方法

ページの更新は、扱っている題材に新たな情報や変更が発生したタイミングです。

逆に、高い更新スコアを得たいからと毎日ページを更新しても意味がありません。

このアルゴリズムの目的は、ユーザーに高品質なコンテンツを提供することです。やみくもに更新を重ねても、ユーザーのためになるコンテンツや最新の業界動向や情報が含まれていなければSEO効果はありません。

ページの更新は、それぞれのページで扱っている題材の情報変化にあわせて実施しましょう。

  • 為替:随時
  • ローン系のページ:金利や新しいプランが追加されたタイミング
  • 医療:新しい調査結果が発表されたタイミング
  • 法律系のページ:法改正されたタイミング
  • 商品系のページ:最新モデルがリリースされたタイミング

法律や医療などの情報の変化は不定期に発表されるため、情報を見逃してしまう懸念があります。

Googleアラートなどを設定して最新情報をいつでもキャッチアップできる状態にしておきましょう。

最新情報が得られたらすぐにページの更新してFetch as Googleを実行し、競合サイトよりも早く更新情報が含まれたコンテンツをインデックスさせることで、SEOにおける競合優位を構築できます。

ページの更新スケジュール

メインコンテンツを更新する

Googleは、コンテンツをレンダリングして変更された場所を特定します。

フレッシュネスファクターのスコアリング対象エリアはメインコンテンツのみです。

つまり、以下の箇所を変更してもページが更新されたと判定されません。

  • ヘッダー
  • サイドバー
  • フッター
  • ユーザーからのコメント
  • CSS
  • 広告
  • ワードプレスのテンプレート
  • タイムスタンプ(ページの最終更新日)

SEO効果のあるページの更新箇所

 

デザインやROSリンク(ヘッダー、フッターなど固定フォーマットのリンク)の変更は対象外になります。

稀にSEO効果があることを信じて、ブログやワードプレスのタイムスタンプを更新している人がいますが、意味がないのでスグに辞めましょう。

なぜならGoogleはタイムスタンプの情報を参照していません。

Googleは、ページのドキュメント(本文)情報をデータベースに登録しています。
ページにクロールたタイミングで前回登録したドキュメントに変更が加えられていると、コンテンツの変更箇所や変更量を確認して、一定の基準を満たした場合にのみ、ページが更新されたと判断しているからです。

続いては更新スコアのスコアリング方法について紹介します。

更新スコアのスコアリング方法と競合サイトに勝つ戦略

更新スコアのスコアリング方法は、アメリカのSEOコンサルティング会社Briggsbyの記事をもとに紹介します。

更新スコアには、以下の計算式が用いられていると予測されています。

更新スコア=ページの更新頻度+コンテンツの変化量

一定期間内の更新頻度(何回ページが更新されたか)と、コンテンツの変化量(更新によってどれだけコンテンツが変化したか)を数値化して、合計した値が更新スコアとしてページに与えられます。

更新スコアの計算式

例えば更新スコア10を獲得するサイトの場合

  • 10=1+9:一度に大規模なサイトリニューアルを実施
  • 10=5+5:定期的に中規模の改修を実施
  • 10=1+9:ページの部分的なリライトを高い頻度で実施

このように、更新スコアはいくつかの方法で獲得することができます。

競合サイトより更新スコアを高めるためにやること

ベンチマークしている競合サイトの、過去一年間のおおまかな更新頻度とコンテンツの変化量をインターネットアーカイブで確認します。

インターネットアーカイブとは、インターネット上に公開されたWebページを保存し、サーバー上から削除されたコンテンツも閲覧できるサービス

引用:BINARY:IT用語辞典

インターネットアーカイブで競合の更新頻度と、コンテンツの更新量を確認し、競合を上回る更新スコアを獲得できるスケジュールを設定しましょう。

順位が上がるページ更新の方法

ページの更新は、既存コンテンツのリライト、もしくはコンテンツを新たに追加します。

ページの更新方法

  • 古いコンテンツをリライト:以前の情報に若干の変更がされた場合
  • 新たなコンテンツを追加:新しい概念や情報が発表された場合

場合によっては、ページ全体に手を加えて最新の情報が掲載された形にする必要があります。

更新コンテンツに最新情報に関するキーワードを入れる

見出しタグや本文、画像のaltタグに最新情報に関するキーワードが含まれていないと、更新によってページが最新の状態に更新されたとGoogleに認識されません。

なぜならGoogleは、10億を超えるwebサイトの本文や新聞からコーパス(テキストをDB化した言語資料)を作成し、TF-IDFword2vecといったテキストマイニング手法を用いて、キーワードのベクトルや類義語、同義語、entity(エンティティ)を認識しています。

<エンティティとは>

Entityとは、人や物、事、場所、など“存在”を表す概念です。
そしてEntityは、さまざまな“属性”によって構成されます。

「東京スカイツリー」はEntitiyの1つです。

東京スカイツリーには、次のような属性(Meta Data; メタデータ)が結びつくと考えられます。

  • 電波塔
  • 2012年2月29日竣工
  • 高さ634m
  • 世界一高い
  • 東京・墨田区
  • 東京の新名所
  • おしなりくん
  • ソラカラちゃん

引用:海外SEOブログ

権威性の高い情報発信元や、様々なwebサイトやSNSから最新の情報が配信されると、キーワードに対してのベクトルとエンティティが変化します。

コンテンツを更新する際に、Googleが認識している最新情報に関するエンティティが含まれていなければ「この文章は、最新の題材について書かれているものだ」と判断されません。

つまりコンテンツに最新情報のエンティティが含まれていないと更新スコアが付与されないのです。

エンティティは、対象となるキーワードを構成する情報です。

例えば、以下は「iPhone7 Plus」のエンティティです。

  • アップル
  • 耐水
  • ios10
  • suicaが使える
  • EarPad
  • 充電ケーブル
  • 料金
  • 発売時期 など

商品に関係する情報がエンティティにあたります。

iPhone7のエンティティーキーワードと更新コンテンツへの記載例

商品の情報をしっかりと調べて、エンティティとなりうるキーワードを洗い出し、コンテンツに盛り込むことで順位アップが期待できます。

更新コンテンツには情報配信元への発リンクを設置する

優良な情報配信元への発リンクを設置することで、ページのハブスコアが高まり順位が上昇します。

<ハブスコアとは>

そのページがリンクしている各ページのオーソリティスコアの合計

引用:SEO検索エンジン最適化|HITSアルゴリズムとは

ハブスコアは、ページに発リンクを設置することで獲得できます。

コンテンツとの関係性と、権威性の高いページへ発リンクすることでハブスコアが高くなります。

<権威性の高いサイト>

  • 総務省など国交省のサイト
  • メーカーやブランド
  • その業界で権威者に位置する人のサイト

ハブスコアの効果について説明すると、信頼性の高いサイトにリンクすることで高いハブスコアが付与されます。
ハブスコアが高いサイトは、信頼性の高いサイトの情報をもとにコンテンツを作成しているため、信頼度の高い記事が書かれているページであるだろうと判断されます。
信頼度の高い記事はユーザーに有益な情報を与える、質の高いコンテンツであると評価され順位が上昇します。

先ほど紹介したiPhone7のコンテンツの場合、商品の紹介やアップルのサイトから本文を引用した後に発リンクを設置します。

ハブスコアが獲得できる公式サイトへのリンク設置例

発リンクのアンカーテキストは、基本的にリンク先ページのタイトルにしましょう。

ここまではページ更新に関するポイントを紹介しました。続いては注意点について説明します。

注意点1:更新しないほうが良いページもある

フレッシュネスファクターの対象外となるページは、更新しても順位はあがりません

  • ニュース:当時の情報を残したままのほうが価値の高いページ
  • 用語辞典:不変的な情報を紹介するページ
  • レシピ:肉じゃがなど、作り方が変わらない料理の情報

これらは、更新スコアが付与されないジャンルです。
なぜならページが新鮮な状態であることが、質が高いコンテンツの条件ではないと考えられているためです。

また、このジャンルのサイトで順位が上がらない要因の多くが、キーワード不足によるものです。
有効なキーワードを選定して、タイトル、見出し、本文を調整することで順位は上げられます。

まとめると、不変的な情報を掲載するページに最新の情報を追加しても、更新スコアが付与され順位が上昇することはありません。

注意点2:ページのタイトル変更は慎重に行う

タイトルを大きく変更すると、これまで獲得してきた被リンクの効果を失うことがあります。

被リンクのSEO効果は、発リンクページのタイトルやアンカーテキスト、リンク周辺のテキストと、被リンクページのタイトルやコンテンツに関連性があるほど高まります。
間違ったタイトルの変更をすると、発リンクページと被リンクページ間のコンテンツの関連度が低下して順位が下がります

例えば、「最新一眼レフカメラの人気ランキング」ページのタイトルを「キャノンの最新一眼レフカメラ」に変更すると、被リンクの効果が低下して順位が下がってしまいます。
タイトルを大きく変更した場合の被リンク効果の変化

獲得できた被リンクの効果を低下させないためには、重要なキーワードを保持したままタイトルを変更することです。

今回の例の場合、以下のキーワードを保持したままタイトルを更新します

  • 最新
  • 一眼レフカメラ
  • 人気
  • ランキング

タイトルは、以下の点に注意して変更しましょう。

  • 重要なキーワードは残す
  • 最新情報を加えた内容がわかる
  • 32文字以内
  • ターゲットキーワードはタイトルの前半

注意点3:更新後に重要なキーワードが減らないようリライトする

タイトルと同様に既存のコンテンツをリライトする際に、キーワードのユニーク数が減少しないように注意しましょう。

リライト作業で意識するポイントは以下の5つです。

  • 代名詞を使わない(あれ、これ、それ)
  • 固有名詞を使う
  • 専門用語をつかう(専門用語をつかったら、わかりやすく説明も入れる)
  • 権威性の高いサイトのコンテンツを引用する
  • 結論から先に書くことを意識する

代名詞は、固有名詞や専門用語などコンテンツSEOにおいて重要なキーワードが少なくなるため極力利用しないよう意識しましょう。

権威性の高いサイトからの文章の引用は、ページの信頼性が向上します。

結論から先に書くことで、重要なキーワードがドキュメントの前半に集中するため、順位アルゴリズムからの評価が高くなります。

注意点4:小さなページ更新は意味がない

文章の一部を変えただけでは、ページの更新がされたと判断されません。

Googleは、コンテンツの小さな変更は無視する、もしくはしきい値を超える変更が加えられた場合にのみ、更新スコアが付与する設定を入れている可能性があります。
コンテンツの更新量で更新スコアが変化を示した図

まとめ

Googleは、検索エンジンを通してユーザーの疑問を解消し、QOL(quality of life:人生の質)の向上を目的としています。

そのためにGoogleは今回紹介したフレッシュネスファクターや、公式ブログで最新の検索結果を提供する(英文)と声明を発表し、Caffeine(カフェイン)(英文)と呼ばれるインデックスシステムも2011年にロールアウトしています。

カフェインは、検索結果に最新のページを表示するために、新鮮なコンテンツをすばやくクロールしてインデックスするシステムです。

このシステムの目的はホットな話題に対して、関連性の高い最新のコンテンツを提供して検索体験の質を向上させることです。

これらのアルゴリズムの全てはユーザーの役に立つことを目的としています。

順位やアクセス数を伸ばしたい気持ちが先行して、技術的な側面に目が行きがちですが、ユーザーのためになるコンテンツ作成を心掛けてページの更新をしましょう。

このページで紹介したページ更新のポイントと注意点

  • お金や生活系のページは更新するとスコアが付与される
  • 不変的なページは更新してもスコアは付与されない
  • ページの更新はメインコンテンツを対象とする
  • ページのタイトル変更は慎重に行う
  • 発リンクの変更はURL、テキストどちらも行う
  • 小さなページ更新は意味がない
  • 更新後に重要なキーワードが減らないように注意する
  • ヘッダー、フッター、サイドナビの更新は意味がない

 

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